非対称側鎖を持つ有機ポリシランの分子構造とパッキング(センサ・一般(有機一般,及び電子デバイス一般))

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概要

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我々は、今までに、種々の対称側鎖を持つ有機ポリシランの分子構造とパッキングについて検討・報告してきた。その結果、1個のシリコン原子に同じ2つの側鎖が結合しても、幾何学的には非対称に配置されることが分かった。2つの側鎖が幾何学的に対称に配置されると、立体障害が生じるためである。また、主鎖のコンフォメーションがオール・トランスの場合、c軸方向の周期は約0.4nmとなり、メチル基及びメチレン基のファン・デル・ワールス直径と等しくなる。そのため、側鎖(アルキル基)は第2隣接のシリコン原子に結合している側鎖と、うまくファン・デル・ワールス結合する。これらのことが、オール・トランス構造をとる本質であると考えられる。今回、非対称側鎖を持つポリメチルエチルシラン及びポリメチルプロピルシランの分子構造とパッキングについて検討したので、それらの結果について報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
2004-09-02

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