時間反転処理した音波の収束音場(水中音響)
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概要
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これまでノーマルモード法によるシミュレーション計算で、音圧分布を基に、浅海域、あるいは、深海域の時間反転波(位相共役波)の収束性について論じてきた。本研究では、水槽試験を行って、時間反転波の性質を確認し、浅海域で時間反転波を発生させることは十分可能であること、シミュレーション計算が定性的に実験結果と一致することなどを明らかにした。また、時間反転アレイの配置や位置の変動が、焦点での受信信号にどのように影響を与えるかを調べ、垂直アレイに関しては、アレイの素子数を減らしても焦点に音波が収束すること、アレイが傾斜することによって受信→送信の間に位置がずれるとその収束性が大きく崩れること、垂直方向の変動に関してはロバストであること、水平に配置したアレイでもアレイ長が十分長ければ、音波を収束させることが出来ることなどが分かった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-08-22
著者
-
菊池 年晃
海洋研究開発機構
-
志村 拓也
海洋研究開発機構先端技術研究プログラム
-
渡邊 佳孝
海洋研究開発機構先端技術研究プログラム
-
志村 拓也
海洋科学技術センター
-
渡邊 佳孝
海洋科学技術センター
-
菊池 年晃
海洋科学技術センター 情報業務部
-
志村 拓也
海洋科学技術セ
-
渡邊 佳孝
海洋研究開発機構
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