非線形超指向性マイクロホン・アレイ・システムの解析

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概要

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本論文では、鋭い指向性を持つニューラル・ネット構造をしたセンサ・アレイ・システムについて、何故鋭い指向特性が得られるのか、その理由の一端を明らかにするため、システムの学習過程及び収束後の解析について述べたものである。その結果、次のことが明かとなった。1)ニューラル・ネットで通常用いられるバイアス項は不要であること。2)単純な荷重加算型のセンサ・アレイでは余弦波形の荷重が用いられるが、3層構造のニューラル・ネットでも、学習により、微小振幅の入力信号に対しては等価的には余弦波形の荷重を持つシステムと同等の特性に収束すること。3)シグモイド関数の飽和特性により、雑音成分の打ち消しが効果的に行われること。
社団法人日本音響学会の論文
1992-12-25

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