収縮的制御の破綻 (2) : 精神分裂病者の場合
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概要
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本稿は，表題に関する症例研究である。家庭内暴力等の行動障害のために精神病院への入院を余儀なくされた一人の精神分裂病患者に対して，入院後三度ロールシャッハ・テストが行われ，各反応の継時的分析を通して患者の収縮的制御とその破綻後の様相が明らかにされた。The focus of this case report is on the breakdown of constrictive control in Rorschach test administered to aschizophrenic inpatient.The testee was a thiry-eight-year-old man presenting behavior disorders such as violence at home.His Rorschach responses,recorded three times after hospitalization,were compared with one snother and their sequential changes were examined in detail.
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