女子虞犯少年の研究(第2報) : 数量化III類による類型化の試み
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概要
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少年鑑別所に収容された本件初発の女子虞犯少年66名を対象に,その類型化を目指し,本人の資質・身上及び家庭の保護環境に関する諸要因を説明変数として,林の数量化Ⅲ類によるパターン分類が行われた。その結果,「欠損・貧困・多子・放任家庭の無職少年タイプ」,「下層・葛藤・離婚家庭の中学生タイプ」,「親に反抗的な,中流家庭の高校生タイプ」及び「自営業・富裕家庭の有職少年タイプ」の4類型が抽出されるとともに,それぞれの類型に関言する虞犯行動面の諸要因が明らかにされ,それに基づいて虞犯化機制や虞犯性等の類型別検討が行われた。With 66 first pre-delinquent girls detained at a Juvenile Classification Home served as the subjects,“Pattern Analysis,”the analysis of the third type in Hayashi's theory of quantification,was carried out to classify them.Their attributive and home environmental factors made up the explanatory variables.As a result of the analysis,4 pre-delinquent types,shortly called 1)“unemployed girl type,”2)“junior high school girl type,”3) “high school girl type,”3)“high school girl type,”and 4)“emplyed girl type,”were obtained.Besides,the behavioral factors connected with each type of pre-deliquents were clarified.Based on these findings,the discussion was developed as to each type's pre-delinquent process or mechanism and so on.
- 大阪教育大学の論文
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