電子化文書の各種規格に関する検討と考察 : 社会学的アプローチの試み

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概要

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電子協の電子化文書動向調査専門委員会で実施された電子化文書の各種規格に関する調査と検討の結果を紹介し, 日本における電子化文書の規格のありかたと, 今後の課題を述べる.上記委員会では, 各種電子化文書規格の制定に関与した方々を中心にヒアリングとディスカッションを行い, 電子化文書の規格が普及する条件を検討した.その結果, 浮かび上がってきた要因の一つが「エンドユーザの視点」である.エンドユーザの視点には, 歴史的, 文化的な背景が強く関与しており, 文書に対する考え方は一朝一夕に変えられるものではない.しかし, グローバリゼーションを控えた日本企業は欧米流の文書管理が要求されている.この状況にある現在, 文化的差異を認めつつ, エンドユーザにとっての規格のあるべき姿を検討・提案するべきであると考える.
一般社団法人情報処理学会の論文
1998-09-25

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