エンジニアリングデータの統合とその配信について

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エンジニアリング環境において必須である2次元、3次元のグラフィックスデータをドキュメントと統合し、ネット配信する仕組みは欠如していた。しかしながら、急速なIT技術な進歩は、多様な情報形式(テキスト、イメージ、ビデオ、オーディオ、2次元CADデータ、3次元グラフィックス等)を個々に表現することを可能とした。しかしながら、エンジニアリング環境において必須である2次元、3次元のグラフィックスデータをドキュメントと統合し、ネット配信する仕組みは欠如していた。本論文では、多様な情報形式をユーザーに理解しやすい形式で提示する仕組みとしてXMLを利用した実現手法について述べる。この中で2次元、3次元を包括したグラフィックフォーマットを開発し、これをWeb上のアプリケーションとして統合する。XMLを利用して、関連ドキュメントファイル群との関係付けを定義付けし、XMLのタグの指定により関連ファイル群の構造化を行う。ドキュメントの複合化、関連付け等をXMLパーサの中で行うことでネットワーク対応のファイルマネージメントを可能にする。これにより、エンジニアリング環境で必要な多様な情報形式を統合して、配信することが可能となった。
一般社団法人情報処理学会の論文
1999-09-24

エンジニアリングデータの統合とその配信について

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