メタル炉原子吸光法による高純度マンガン中の鉄とニッケルの定量
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概要
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メタル炉原子吸光法を用いて高純度マンガン中の鉄及びニッケルを迅速かつ精度よく定量する方法について検討を行った。マンガンを過塩素酸に溶解した後、硝酸及び塩素酸カリウムを添加してマンガンを二酸化マンガンとして沈殿除去し、その上澄み液について炉中標準添加法によって定量を行った。本報告においては、メタル炉原子吸光法における、乾燥、灰化、原子化条件、シースガスの組成と流量などの測定条件、妨害元素及びその除去などの定量条件について検討した。これらの検討結果をGood fellow Metals製(英国)の高純度マンガン及びマンガン標準液のための一次標準物質である高純度マンガン中の鉄及びニッケルの定量に応用し、良好な結果を得た。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1989-03-05
著者
-
久保田 正明
工業技術院化学技術研究所
-
川瀬 晃
工業技術院化学技術研究所
-
久保田 正明
独立行政法人産業技術総合研究所
-
札川 紀子
工業技術院化学技術研究所
-
日置 昭治
工業技術院物質工学工業技術研究所
-
久保田 正明
産業技術総合研
-
川瀬 晃
エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社
-
日置 昭治
(独)産業技術総合研究所計測標準研究部門無機分析科
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