設計プラン知識獲得支援環境について

概要

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現在、知識型問題解決メカニズムを計算機に持たせることにより設計問題を解決するための枠組の研究を行っている。そこでは問題の表現の仕方(設計要求仕様表現)、設計すべき対象に関する情報の表現の仕方(設計対象表現)、解決法に関する知識の表現の仕方(設計知識表現)などについて、設計プロセスのモデル化を通じて検討を進めている。また、簡単な例を用いたプロトタイプ試作による各表現方式の検討やメカニズムの部分的実験も行なっている。設計プロセスモデルでは、設計プラン表現として形式化された設計知識を、設計問題を解くための設計ゴールに適用するというゴール駆動メカニズムを採用している。こうした設計プランに基づく設計プロセスを駆動するためには、設計プランとして表現される種々の設計知識があらかじめ設計プラン知識ベースとして獲得されていなければならない。しかし、問題解決で用いられる知識表現モデルと対象分野に適した設計プランの様々な知識表現モデルのレベルの違いが存在する為、ドメインの専門家が直接知識を投入して知識ベースを構築するのは容易でない。本稿では設計プランの知識ベース構築をサポートするための設計プラン知識獲得支援環境について議論する。
社団法人情報処理学会の論文
1990-09-04

設計プラン知識獲得支援環境について

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