顕著度を利用したシミュレーテッドアニーリング法による両眼立体視
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究の目的は, 両眼立体視における特徴の対応処理に, シミュレーテッドアニーリング(Simulated Annealing; SA)法を導入し, さらに特徴の「顕著度」による状態遷移の戦略を新たに提案することにより, 計算の効率化および対応率の向上を検討することである。SA法は組合せ最適化問題の確率的解法であり, 従来の二次評価関数の勾配に基づく降下法では扱えない評価関数を持つ問題や, 局所解が多く存在する問題などに対する有効な手法として知られており, 両眼立体視の対応問題への応用も報告されている。しかしながら, 大域的最適解への収束時間に問題がある。本研究では, 状態遷移のために特徴の顕著度を利用する戦略を提案し, 収束性や対応率の改善などについて検討する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
関連論文
- 4脚歩行ロボット
- 2光源照度差ステレオ法による肌表面形状の再構成
- 多重分散カルマンフィルタによる3次元運動推定
- 逐次平滑修正量に基づく多面体距離画像からの平面推定
- テクスチャパターンをもった物体の形状再構成とその評価
- Simulated Annealingによるステレオ対応付けにおける隠れ部分の評価について
- 階層的要約による図形の帰納学習
- 空間情報の聴覚提示法に関する研究
- 画像認識によるCGモデル生成法
- 画像特徴抽出アルゴリズムの自動評価法
- 画像データベースにおけるパタン検索の一手法
- 楽譜に基づく自動演奏の入力方式
- 多重分散カルマンフィルタによる複数運動物体の認識
- Quadcodで記述された非一様画像場を用いる移動物体検出処理
- 人間の視覚特性としての非一様画像場に基づく画像処理
- 輪郭図形の形状学習アルゴリズム
- 顕著度を利用したシミュレーテッドアニーリング法による両眼立体視
- 分散カルマンフィルタによる物体運動の復元
- 特集「画像データベース」の編集にあたって
- 零交差エッジに基づく両眼立体視計算
- 改良型Geometric Hashing法による3次元物体認識 : 透視投影を考慮した指向性投票
- 指向性投票に基づくGeometric Hashing法による姿勢認識
- 多重性をもつ分散カルマンフィルタによる物体の運動推定
- 2腕協調ロボットのための作業レベル指示方式
- 高速自動微分法のロボット逆機構学問題への応用
- 遺伝的アルゴリズムによる帰納的特徴抽出
- 冷温負荷による肌温度センサーの開発
- ステレオ写真測量法に基づくトンネル内空間の変位計測法とその適用に関する考察
- 空間ポインティングに基づく物体認識
- ロボットシミュレータ : ORSにおける空間ポインティングの実現と動作教示への応用
- 3色光の同時照明による照度差ステレオ法
- SA法に基づくステレオ対応アルゴリズム
- 画素の色特徴を利用した両眼立体視
- 照度差ステレオ法の拡張による肌表面3次元形状の再構成
- テクスチャパターンを持った物体の形状再構成
- 照度差ステレオ法による肌表面の3次元幾何情報の抽出
- パノラマ撮像と地図情報に基づく位置同定法
- 両眼視奥行き計算への顕著度エントロピーに基づくエッジセグメントグループの構造化の導入
- ステレオスケッチシステム
- 5脚歩行ロボットの段差歩行における歩容制御
- 2線分の仮現運動のモデル化とその応用
- エッジの顕著度に基づく両眼視の対応付け
- 逐次平滑修正量に基づく距離画像における平面推定の一手法
- 人間型の脚機構を持つロボットの瞬発的駆動
- 手書き機械図面認識における2面図からの3次元形状データの生成
- 視覚におけるぼけ特性のモデル化とそれによる両眼立体表示
- 筋の力学的特性とそれに基づく空気圧駆動制御
- 輝度エッジ情報を利用した距離データの不連続保存型平滑化法
- 色差を利用した絵画のタッチ抽出
- 空間分割によるRGB/マンセル変換の一手法
- ロボットシミュレータORSにおける分散干渉計算機能及び動力学計算機能の組込み
- 開放指向ロボットシミュレータ : ORS
- フリーハンド手書き図面認識のための形状特徴抽出の一手法
- フリーハンド手書き機械図面認識システムFREEHANDの機能と評価
- エッジ抽出のためのスキャンラインアルゴリズム
- 多視野のステレオ画像対を利用した多面体物体の認識