クヌギ実生の組織培養における発根および順化の諸条件 : 発根培地の支持体の違いとアンシミドールの添加が発根と順化に及ぼす影響
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概要
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To improve the propagation efficiency with in vitro tissues culture from juvenile kunugi (Quercus acutissima CARR.) seedlings, the effects of using different supporting materials (rockwool, perlite, vermiculite) instead of agar, and the effects of the addition of ancymidol to the rooting medium on the rooting and acclimatization of plantlets, were studied. Vermiculite as a medium gave the most satisfactory results in increasing the rooting proportion and in improving the properties of the roots. However, the addition of sucrose to the medium was necessary for rooting, and an addition of 20g/1 was the most satisfactory concentration. The addition of 2 or 5mg/l of ancymidol to the medium increased the rooting percentage. Regarding the acclimatization of plantlets, there was a tendency for the leaves of plantlets cultured on the rooting medium with concentration of 5 or 10mg/l of ancymidol to be protected from damage caused by lessening humidity. This tendency became clearer with the plantlets cultured on the vermiculite medium rather than on the agar medium. These results suggest that vermiculite medium with about 5mg/l of ancymidol is the most suitable medium for improving the efficiency of propagating with in vitro tissue cultures from juvenile kunugi seedlings. Based on this method for the acclimatization of plantlets, we think that the acclimatization to a change of relative humidity from about 78% to a lesser humidity will be completed in about 9 days.
- 日本森林学会の論文
- 1991-05-01
著者
-
井出 雄二
東京大学大学院農学生命科学研究科
-
山本 茂弘
静岡県林業技術センター
-
井出 雄二
東京大学農学部附属演習林千葉演習林
-
近藤 晃
東京農工大学農学部:(現)静岡県庁
-
近藤 晃
静岡県林業技術センター
-
井出 雄二
東京大学農学部
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