オノオレカンバ冬芽の培養によるクローン大量増殖
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概要
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オノオレカンバ冬芽の組織培養によるクローン大量増殖方法を検討した。200年生の1個体と20年生の2個体の表面殺菌した芽鱗を剥いだ冬芽を外植体とした。初代培養ではWP培地にBAP 0.8, 1.2mg/lを含む培地が有効であり, これらの培地上で芽の展開, シュートの伸長がみられた。展開した芽, シュートをWP培地にBAP0.8mg/lを含む培地で継代することにより, マルチプルシュートが誘導された。増殖したシュートをWP培地にNAA0.02mg/lとIBA0.5mg/lを含む培地で発根させた。再生した幼植物体は, バーミキュライトをつめたポットに移植し, 順化することに成功した。
- 日本森林学会の論文
- 1996-02-16
著者
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