愛知県に自生するキノコ類(第一報)
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概要
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愛知県下の森林をはじめ,平野・丘陵帯に自生するキノコ類を1956年から1971年にわたって調査した結果について次のように報告を行なった.1. 愛知県下で採取したキノコは255種(2変種)の多くにのぼった.さらにまた種名の決定していない種も多くあり,さらに今後追加される数が多くにのぼることと考えられる.2. 目録は最近の科学的な自然分類法によって整理配列した.3. リストには産地名・森林・丘陵帯林にあっては森林群落型,その他にあっては群落型名で発生生物環境を記載した.4. 食用種,有毒,猛毒などに関しても,アンケート調査による判別,動物実験などにより明らかにした.5. 本県下には担子菌類Basidiomycetesのマツタケ目Agaricalesが177種類,ヒダナシタケ目が60種,腹菌類Gasteromycetesが18種を識別記載した.6. きわめて美味な食用キノコは25種あった.
- 名古屋女子大学の論文
- 1972-04-01
著者
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