食用担子菌類の成分の成熟段階による変化について(第3報)
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概要
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東海・近畿地方産のCantharellus cibariusの成分分を分析した結果について次のように報告を行なった.1) Cantharellus cibariusの主成分は粗たんぱく質19.77%,純たんぱく質19.52%,炭水化物31.11%,粗脂肪9.25%,粗織雄8.89%,粗灰分10.67%,mannite 7.32%,Trehalose 3.42%,Ergosterm 0.1521%,moisture 93.92%,vitamin B_1 0.101%などであった.2)成熟段階にともなって成分に変化をみるが,その変化に2つの傾向が認められた.すなわち粗たんぱく質,純たんぱく質,粗灰分,manniteなどは成長が進むにつけて,減少の傾向を示し,粗脂肪,粗繊維,Trehalose,Egterin,vitamin B_1などは成長が進むにつれて,増加の傾向を示している.水分も前者に属する傾向を示すと考察された.3) 各成分とも産地の別による差はほとんとみられず,他の食用キノコと同様の結果がみれた.[photograph]
- 名古屋女子大学の論文
- 1969-03-15
著者
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