Pholiota namekoの水煮缶詰による成分の変化について
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概要
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キノコ類も水煮詰として保存されているが今回はP. namekoについて試験を行ない比較検討を行なった.1.今回試験に用いたP. namekoの成分は,祖たんぱく質34.979%,純たんぱく質15.332%,炭水化物31.640%,粗繊維13.450%,粗灰分8.976%,粗脂肪3.45%,マンニット14.266%,トレハロース4.262%,エルゴステリン0.2170%,水分95.796%であった.2.従来の缶詰製法のようにボイルして缶詰とし,常温で一週間放置した缶詰キノコの成分は粗たんぱく質30.069%,純たんぱく貿13.773%,炭水化物30.272%,粗繊維14.053%,粗灰分4.689%,粗脂肪5.069%,マン二ット6.366%,トレハロース4.135%,エルゴステリン0.2238%,水分94.866%であった.3.試験結果よりみると,たんぱく質,炭水化物,灰分,マンニット,トレハロースなどが多量に溶出する傾向が認めらた.4.脂肪,エルゴステリン,粗繊維などは大きな変化は認められなかった.
- 名古屋女子大学の論文
- 1969-03-15
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