家畜の通電に関する実驗的研究 (第1報) : 特に犬の致死電圧及び心搏動数に対する低電圧の影響について
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概要
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犬を使用して1.致死電圧, 2.通電電圧を比較的低電圧即ち15vおよび20vとし, 通電時間をそれぞれ30秒, 60秒, 90秒, 2分および5分として通電をおこなつた場合の心搏動数を計測し, その恢復状況について観察して次の結果を得た。1. 犬の致死電圧は40ないし70vで, 平均値55.5v, その信頼限界47.8ないし63.2vであつた。2. 犬の致死電圧とその体重との間には, 相関関係は認められない。3. 通電電圧を比較的低電圧即ち15および20vとし, 通電時間をそれぞれ30秒, 60秒, 90秒, 2分および5分として通電をおこなつた場合, 通電中初期の心搏動は頻数で, 正常値の2倍以上となり, これは時間の経過と共に減少する。4. 恢復時間は通電時間の長短よりもむしろ通電電圧の差の影響が大きい様に思われる。
- 神戸大学の論文
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