骨格筋疲労に対する訓練の効果について
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概要
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1.正常人を対象にして骨格筋疲労の発現様式ならびに筋疲労に対する訓練の効果を筋電図学的に検討した。母指のみによるスイッチ押し動作を速やかに反復させつつ, 短母指外転筋から表面電極によってburst放電を経時的に記録した。また, スイッチ開閉による電流の断続も同時に記録した。2.筋疲労の発現に先行して放電振幅が増大した。ただし, 振幅の増大と疲労の自覚とは必ずしも一致しなかった。3.筋疲労の進行とともに, burst放電の持続時間が長くなり, 同時に, その振幅に増減が起こった。4.疲労状態では, 筋の放電と動作の効果とがしばしば一致しなかった。5.スイッチ押し動作は, 毎日3回ずつ7日間の練習によって, その速度を増加し, 規則的かつ正確に長時間持続されるようになった。
- 神戸大学の論文
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