アセチルコリン・エステラーゼ活性度の測定法についての一つの試み
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概要
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馬の血清を用いてそのアセチルコリン・エステラーゼの活性度を沃度定量を応用して測定を試みたが, この方法は上述のように種々の利点をもち実用に供し得るように思われる。血清0.5cc, 塩化アセチルコリン(2.5%) 2ccを用い, 37.5℃に60分反応させ, 煮沸により反応を停止し, カオリンを用いて蛋白質を除去し, 沃度定量をおこない0.005Nハイボで遊離沃度を滴定することにより測定を実施した。別に同一のサンフルにつき従来の水酸化ナトリウムによる中和滴定法により活性度の測定をおこない, この両方法による数値を比較観察して一次関係を認めたので, 最小自乗法によつて実験式を計算して, y=0.7568x+1.5933を得た。
- 神戸大学の論文
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