キウイフルーツの雌株品種における花粉退化
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概要
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1.キウイフルーツ雌株,雄株品種の花粉形成過程における花粉退化およびタペート細胞の崩壊について比較観察した.<BR>2.雌株,雄株品種のやく発育の初期,すなわち胞原細胞の形成から花粉母細胞の減数分裂を経て花粉四分子となる過程までは同様に進み,タペートの発達についても特に差異は認められなかった.<BR>3.雌株品種ブルーノの花粉は四分子直後より退化が始まり,タペート細胞は開花時期になつても退化しないで残存した.<BR>4.雄株品種マツアはほとんどが稔性花粉であった.タペート細胞は四分子から小胞子が遊離した直後より退化し始め,開花時期までに完全に退化消失した.<BR>5.キウイフルーツの雌株では,花粉発育過程のなかで花粉四分子直後がタペート細胞の崩壊および花粉不稔の発生に重要な時期と考えられた.<BR>謝辞本報告は佐賀大学教授岩政正男博士のこ校閲を賜った.また,本研究の一部は1987年文部省科学研究費(奨励研究)によって行われた.記して厚く謝意を表する.
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