ハードバターに関する研究 (第3報) : 成熟度の異なるカカオ種子の脂質成分について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
Fat components of cacao seeds differing in maturity and variety were investigated, measuring com positions of fatty acids and triglycerides, sterol composition and content, and contents of tocopherols in fats extracted from seeds ranging unripe to overripe, collected from three cultivars of cacao trees. <BR>Results obtained as follows : <BR>1) On changes of fatty acid and triglyceride compositions during ripening, until full ripe, C<SUB>18</SUB> and C<SUB>54</SUB> slightly increased while C<SUB>18 : 2</SUB> and C<SUB>50</SUB> slightly decreased. But after that, a reverse tendency were observed. <BR>2) Contents of total sterols and total tocopherols slightly decreased until full ripe. However, after that, they clearly increased, and particularly c-tocopherol content showed a remarkable increase. In sterol composition, from unripe to overripe, it seemed that stigmasterol slightly increased while sitosterol slightly decreased. <BR>3) Fatty acid composition (C<SUB>16</SUB>, C<SUB>18</SUB>) in SriLanka cultivar, contents of total sterols and total tocopherols in Malaysia cultivar, and sterol composition (campe-, stigma-, sitosterol) in Uganda cultivar were some different from each other two cultivars. <BR>4) Though indices for judgement of purity of cacao butter indicated previously, were changed during ripening, there were little differences of them among fats in full ripe seeds and near ripe ones.
- 社団法人 日本油化学会の論文
著者
-
岡本 隆久
財団法人日本食品油脂検査協会
-
丸山 武紀
財団法人日本食品油脂検査協会
-
新谷 〓
財団法人日本食品油脂検査協会
-
松本 太郎
日本大学理工学部
-
兼松 弘
財団法人日本食品油脂検査協会
-
宮崎 幸男
国立衛生試験所伊豆薬用植物試験場
-
宮崎 幸男
国立衛生試験所筑波薬用植物栽培試験場
-
丸山 武紀
財団法人日本マーガリン検査協会
関連論文
- 日本のトランス酸とその摂取量
- 国産硬化油中のトランス酸とその摂取量
- 植物油の精製工程におけるトランス酸の生成および食用植物油脂に含まれるとトランス酸について
- トコフェロールの酸化防止効果向上に関する研究(第26報) クッキーにおける数種の乳化剤のトコフェロールに対する相乗効果
- トコフェロールの酸化防止効果向上に関する研究(第25報)クッキーにおける数種のコーヒー豆成分の相乗効果
- トコフェロールの酸化防止効果向上に関する研究(第24報)クッキー中の脂質の安定性に及ぼすアミノ酸の相乗効果
- 不けん化物測定法の検討 酸化防止剤添加法について 合同実験結果の報告
- 鉄含有クッキーにおける数種の酸化防止性物質の効果
- 合成酸化防止剤の熱安定性
- 硬化魚油に関する栄養学的研究 (第10報) ラットの組織脂質の脂肪酸組成に及ぼす高 trans- ドコセン酸食の影響
- 最近の国産家庭用マーガリン類の品質特性
- わが国の市販食品中のトランス型脂肪酸について (第5報) 外国製スナックおよび菓子類
- わが国の市販食品中のトランス型脂肪酸について(第4版)ルー, レトルトパウチ食品およびスープ類
- 日本の油脂調理食品に含まれるトランス脂肪酸量について
- 硬化魚油に関する栄養学的研究(第9報)高trans-またはcis-ドコセン酸含有油脂がラットの血清, 肝臓及び心臓脂質に及ぼす影響
- ビタミンK_1の植物油精製工程における挙動および市販植物油中の含有量
- 食用油脂における分析技術の進歩
- 食用油脂の精製工程におけるピレスロイド系農薬の挙動
- HPLCによる食品中のホスファチジルエタノールアミン, ホスファチジルコリンおよびそれらのリゾ型の定量
- クロレラの脂質成分及び脂肪酸組成
- 最近のショ-トニングの脂肪酸組成及び物性について
- 木酢液の規格及び安全性に関する分析法
- 硬化魚油に関する栄養学的研究-8-硬化魚油摂取ラットのL-アスコルビン酸生合成並びに組織脂質の脂肪酸組成に及ぼすα-トコフェロ-ル及びα-トコトリエノ-ルの影響〔英文〕
- 最近の家庭用ファットスプレッドの品質特性について
- 硬化魚油に関する栄養学的研究-6-硬化度の異なる硬化魚油によるラットのL-アスコルビン酸生合成の一時的上昇
- 硬化魚油に関する栄養学的研究-7-硬化度の異なる硬化魚油で飼育したラットの肝亜細胞画分の脂肪酸組成
- 最近の業務用マ-ガリン類の脂肪酸組成及び物性について
- 硬化魚油に関する栄養学的研究-5-硬化魚油の硬化度によるラット組織及びふん脂質の脂肪酸組成への影響
- 硬化魚油に関する栄養学的研究-4-ラットにおけるL-アスコルビン酸生合成及びある種の肝酵素活性に及ぼす硬化魚油の影響
- 硬化魚油に関する栄養学的研究-3-硬化魚油へのリノ-ル酸添加がラットの脂質組成に及ぼす影響と油脂の物性との関連
- マレ-シア,シンガポ-ル及びタイの市販マ-ガリン類の一般性状--とくにパ-ム油との関連について
- 硬化魚油に関する栄養学的研究-2-食じ性硬化魚油へのリノ-ル酸補給のラットの組織及びふん脂質の脂肪酸組成に及ぼす影響
- 硬化魚油に関する栄養学的研究-1-ラットの脂肪酸組成に及ぼす硬化魚油と大豆油及び硬化大豆油の効果の比較
- 魚油の酸化安定性に対する数量の酸化防止剤の効果
- CDM試験による焼き菓子類の酸化安定性の評価
- 最近のショートニングの脂肪酸組成及び物性について
- 硬化魚油に関する栄養学的研究 (第 7 報) : 硬化度の異なる硬化魚油で飼育したラットの肝亜細胞画分の脂肪酸組成
- 最近の家庭用ファットスプレッドの品質特性について
- 硬化魚油に関する栄養学的研究 (第6報) : 硬化度の異なる硬化魚油によるラットのL-アスコルビン酸生合成の一時的上昇
- 硬化魚油に関する栄養学的研究 (第8報) : 硬化魚油摂取ラットのL-アスコルビン酸生合成並びに組織脂質の脂肪酸組成に及ぼすα-トコフェロール及びα-トコトリエノールの影響
- 最近の業務用マーガリン類の脂肪酸組成及び物性について
- 硬化魚油に関する栄養学的研究 (第5報) : 硬化魚油の硬化度によるラットの組織及びふん脂質の脂肪酸組成への影響
- 硬化魚油に関する栄養学的研究 (第4報) : ラットにおけるL-アスコルビン酸生合成及びある種の肝酵素活性に及ぼす硬化魚油の影響
- 硬化魚油に関する栄養学的研究(第2報) : 食じ性硬化魚油へのリノール酸補給のラットの組織及びふん脂質の脂肪酸組成に及ぼす影響
- 硬化魚油に関する栄養学的研究 (第1報) : ラットの脂肪酸組成に及ぼす硬化魚油と大豆油及び硬化大豆油の効果の比較
- マレーシア,シンガポール及びタイの市販マーガリン類の一般性状 : とくにパーム油との関連について
- 硬化魚油に関する栄養学的研究 (第3報) : 硬化魚油へのリノール酸添加がラットの脂質組成に及ぼす影響と油脂の物性との関連
- 天然及び養殖はまちの脂肪酸組成について
- 家庭用マーガリン類に含まれる重金属, 特にニッケルの分析について
- トコフェロールの抗酸化効果向上に関する研究 (第4報) : L-アスコルビン酸及びエリソルビン酸との相乗効果
- トコフェロール同族体の酸化防止力と基質との関係
- トコフェロールの抗酸化効果向上に関する研究 (第1報) : トコフェロールの添加量と油脂の酸化安定性について
- 高速液体クロマトグラフィーによる粗製及び精製食用植物油脂中のトコフェロール含量の比較
- トコフェロールの抗酸化効果向上に関する研究 (第3報) : モノグリセリドのクエン酸, リンゴ酸, 及びコハク酸エステルとの相乗効果
- トコフェロールの抗酸化効果向上に関する研究 (第2報) : クエン酸, リンゴ酸及びコハク酸との相乗効果
- 種子の発芽時におけるトコフェロールの変化
- 食用陸産動物脂中のトコフェロールについて
- 高速液体クロマトグラフィーによるトコフェロールの定量に関する一考察
- 固形脂の物性に及ぼすアセチル化ショ糖脂肪酸エステルの影響
- ハードバターに関する研究 (第3報) : 成熟度の異なるカカオ種子の脂質成分について
- 示差走査熱量計による固体脂指数測定法の検討
- 最近の業務用ファットスプレッドの品質特性について
- イギリスにおけるマーガリン類の性状
- 最近の家庭用マーガリン類の物性について
- 硬化油脂中のニッケルの簡易定量法
- なたね油及びからし油の脂肪酸組成とステロール組成について
- 油脂中のステロール定量法
- 熱重量測定による油脂の品質評価(第4報) : 油脂の劣化の推定
- 硬化パーム油の劣化現象について
- モノグリセリドの多形 (第10報) : シス-モノ不飽和モノグリセリドの多形現象
- モノグリセリドの多形 (第9報) : モノグリセリド-トリグリセリドの2成分系
- 1, 3-ジアシルグリセリンの多形現象
- モノグリセリドの多形 (第8報) : 2成分系固溶体
- モノグリセリドの多形 (第6報) : 奇, 偶数酸モノグリセリドの転移不規則性
- モノグリセリドの多形 (第5報) : モノパルミチン-水系の液晶
- ハードバターに関する研究 (第2報) : カカオ代用植物脂の一般組成について
- ハードバターに関する研究 (第1報) : カカオバターの組成について
- 食用固形油脂融点測定の自動化について (第1報) : モノグリセリドの透明融点及びボーマー数測定への応用
- 食用油脂の精製, 加工工程における微量成分の挙動について (第2報) : 硬化工程におけるPCB, 有機塩素系農薬の消長
- 食用油脂の精製, 加工工程における微量成分の挙動について (第1報) : 精製工程によるPCB, 有機塩素系農薬の除去
- 食用油脂の精製, 加工工程における微量成分の挙動について (第3報) : 抗酸化物質の挙動
- 食用油脂の精製, 加工工程による有機塩素系残留農薬の減少
- 食用油脂の精製, 加工工程におけるステリンの挙動について
- モノグリセリドの多形 (第1報) : 1-モノラウリン, 1-モノミリスチン, 1-モノパルミチンおよび1-モノステアリンの結晶変態の転移について
- トコフェロールの酸化防止効果向上に関する研究 (第20報) : マーガリンにおける縮合リン酸塩との相乗効果
- トコフェロールの酸化防止効果向上に関する研究 (第19報) : 低温におけるβ-カロテン添加硬化パーム核油に対するレシチンまたはステアリン酸L-アスコルビルとの相乗効果
- トコフェロールの酸化防止効果向上に関する研究(第21報) : 高リノール型マーガリンに効果的な相乗剤
- トコフェロールの酸化防止効果向上に関する研究 (第18報) : 物性の異なる固形油脂における相乗剤との効果
- トコフェロールの酸化防止効果向上に関する研究(第15報) : 数種の香辛料精油との相乗効果
- トコフェロールの酸化防止効果向上に関する研究 (第17報) : コーヒー抽出成分との相乗効果
- トコフェロールの酸化防止効果向上に関する研究 (第12報) : アミノ酸誘導体との相乗効果
- 熱重量分析による油脂の品質評価 (第2報) : 不飽和トリグリセリドの熱分解挙動
- 熱重量測定による油脂の品質評価 (第1報) : 飽和モノ, ジ及びトリグリセリドの熱分解挙動
- トコフェロールの酸化防止効果向上に関する研究 (第13報) : マーガリンにおけるアミノ酸との相乗効果
- 熱重量分析による油脂の品質評価 (第3報) : 各種食用油脂の熱分解挙動
- クエン酸イソプロピル及びフェノール性酸化防止剤との相乗性 : トコフェロールの酸化防止効果向上に関する研究 (第9報)
- 数種の乳化剤との相乗効果 : トコフェロールの酸化防止効果向上に関する研究 (第7報)
- トコフェロールの抗酸化効果向上に関する研究 (第6報) : L-アスコルビン酸ステアリン酸エステル及びリボフラビン酪酸エステルとの相乗効果
- モノグリセリドの多形 (第7報) : 結晶成長における溶媒効果
- モノグリセリドの多形 (第4報) : 分子鎖長と熱力学量について