急性肝不全に対するglucagon-insulin療法に関する研究 : 生存例6症例の臨床的検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
肝再生促進と肝細胞壊死の抑制が,急性肝不全の治療における究極的な目標であるという立場から,グルカゴン・インスリン療法を臨床例に対し,施行し,生存例を経験した.しかし本療法の有効例を経験する一方,無効例,死亡例も少なからずみとめた.すなわち急性肝不全17例にGI療法を施行し,6例の生存例をえた.そこで生存例の臨床的検討をおこない死亡例と比較すると,入院時の血清アミノ酸濃度は,芳香族,分枝型アミノ酸いずれも死亡例が生存例よりも有意に高値をとり,血清アミノ酸濃度は病態の違いと,本療法の適応を考慮するうえできわめて有用とおもわれた.
- 社団法人 日本肝臓学会の論文
著者
-
沖田 極
山口大学第1内科
-
竹本 忠良
山口大学第1内科
-
安藤 啓次郎
山口大学第1内科
-
坪田 若子
山口大学第1内科
-
児玉 隆浩
山口大学第1内科
-
福本 陽平
山口大学第1内科
-
松田 彰史
山口大学第1内科
-
松田 彰史
山口大医
-
半田 哲朗
山口大学第1内科
-
宮崎 正子
山口大学第1内科
-
森本 哲雄
山口大学第1内科
関連論文
- 症例21. 癌肉腫(第24回食道色素研究会)
- 3. 食道微小癌の内視鏡診断(第38回食道疾患研究会)
- 5. 微小食道癌の色素内視鏡像(第14回食道色素研究会)
- 60. 食道表在癌に対するレーザー治療の基礎的ならびに臨床的検討(第37回食道疾患研究会)
- IA-2. 超音波内視鏡による食道癌の深達度診断(第36回食道疾患研究会)
- II-B-1 教室における食道表在癌の診断および治療方針(第50回日本食道疾患研究会)
- C型肝炎ウイルスcore蛋白による酸化ストレスの誘導
- B型肝炎に対する治療とその展望 (特集 日常診療における肝炎・肝癌の診かた考えかた)
- HBs抗原変異株が検出されたHBs抗原・抗体共存のB型肝炎ウイルスキャリアーの1例
- HBV浸淫地域におけるHBs抗原陰性HBV感染の実態とHBワクチンの効果
- 肝細胞癌破裂による腹腔内出血
- 劇症肝炎の各種予後評価基準の妥当性の検討
- I-9. 食道癌の retrospective な検討(第28回食道疾患研究会)
- 「自分のもっとも愛する作品」に似た総会 : 第20回総会を回顧して
- 〈ゆっくり急いだ〉学会50年史を讃える
- 私の内視鏡人脈記 : デジタルカメラ論をふくめて
- 13. 腓骨転移により発見された肺癌の1例 : 第17回日本肺癌学会中国・四国支部会
- 司会者のことば
- 司会者のことば
- 胆汁うっ帯性肝硬変,急性肝不全における成人間生体肝移植適応時期の決定
- 肝再生不全とgrowth factor
- I. 消化器 3. ウイルス肝炎から肝細胞眼
- "6th International Congress of International Gastro-Surgical Club and Joint Meeting with Gastroenterologists and Hepatologists"に出席して
- 第24回日本急性肝不全研究会 : 一般演題
- 超選択的肝動脈造影用の新しいカテーテル―twist catheter―の考案と使用経験
- 1983年1月から6月にかけて山口県内で多発したA型肝炎の臨床的検討
- 胆汁排泄機構におよぼすカルシウムイオンの影響
- 実験的肝癌発生過程におけるEpoxide hydrolase, γ-Glutamyl transpeptidaseおよびα-Fetoproteinの組織内局在様式の検討
- Febuprolの利胆作用の検討 : 胆汁分泌機構における作用機序の解析
- 胆汁排泄機構におけるコルヒチンの影響 : 胆汁分泌における微小管の役割について
- 肝癌におけるEpoxide Hydrolaseの研究 : その精製と免疫化学的検討
- 伝染性単核症肝炎の臨床的研究
- 肝がんの化学療法第2報 : 細胞性免疫パラメーターの臨床的意義
- 急性肝不全時における血清蛋白亜分画測定の意義
- D-galactosamine肝炎におけるα-Fetoproteinの出現とその産生機序について
- D-galactosamine肝炎における細胞膜障害とその修復
- TAEおよび門脈右1次分枝内腫瘍塞栓(Vp3)への経皮的エタノール注入療法併用により,長期生存中の肝細胞癌の1例
- 第30回 日本肝臓学会総会記録(1) : シンポジウム(1)肝再生機序-臨床との接点において-
- 肝細胞癌患者の予後因子
- 切除不能肝細胞癌の化学療法に関する研究(第一報)-肝予備能にもとづいた新しい臨床病期分類による肝動脈内one-shot療法の効果判定
- 第23回日本急性肝不全研究会 : シンポジウム
- 慢性肝疾患の経過中に急性増悪をきたした5症例に対するCyclosporin A (CsA)の投与とその有効性の検討
- 実験的総胆管-静脈瘻ラットにおける胆汁成分の動態に関する基礎的検討 : 肝内胆汁うっ滞モデルとしての可能性
- ステロイド減量中に合併した急性肝不全3例の検討
- 劇症化し,死亡したHoneymoon hepatitisと考えられる1症例
- N-Butyl-N-Nitrosourethanによるラット実験食道癌の経時的観察
- 大腸内圧曲線による進行性全身性強皮症の大腸運動機能の検討
- 肝細胞癌に対する熱湯局注療法(PHoT)の臨床的検討-経皮的エタノール注入療法(PEIT)との比較
- Alpha-Naphthylisothiocyanateによる実験的胆汁うっ 滞の発現と肝細胞小胞体中および核中のcytochrome P-450の変動
- 著明な脂質代謝異常をともなった肝内胆汁うつ滞症の1症例
- 2,4,6-Trihydroxy-propiophenoneの利胆作用の検討
- 第24回日本急性肝不全研究会 : シンポジウム
- 広汎な骨転移とくに頭蓋骨転移をともなった肝細胞癌の1症例
- 肝細胞癌患者の特異的細胞性免疫能について
- 5.p53による肝癌細胞の生物学的変異
- 急性肝不全に対するglucagon-insulin療法に関する研究 : 生存例6症例の臨床的検討
- 急性肝不全に対するグルカゴン・インスリン療法に関する研究-5-グルカゴン連続投与による肝予備能の判定について
- 急性肝不全に対するglucagon-insulin療法に関する研究 : 4) グルカゴン負荷テストから検討した本療法の適応と有効性について
- 急性肝不全に対するglucagon-insulin療法に関する研究 : 3) 経門脈的グルカゴン・インスリン投与によるcyclic nucleotideの変動についての基礎的検討
- グルカゴン負荷試験の臨床的意義―肝予備能判定のパラメーターとして―
- 十二指腸から空腸上部に限局性の結節性リンパ過形成を伴つた原発性後天性無γ-globulin血症の1例 : 本邦文献40例の集計を加えて
- 肝細胞癌早期診断のためのscreening法の検討 : -肝細胞癌合併high risk group設定の試み-
- 切除不能肝細胞癌の化学療法に関する研究(第二報) : Coenzyme Q10併用による制癌剤の作用増強
- 原発性肝癌の内科的治療法の選択
- 第1回日本肝臓学会大会記録 : シンポジウム 肝癌と遺伝子-遺伝子治療を含めて-
- 4.慢性非活動性肝炎の治療
- HBs抗原およびHBs抗体のSubtypeに関する疫学的検討
- Study on serum two-five A induction potency during IFN administration period from the viewpoint of HCV-RNA amount and genotype.
- A hyperfine-morphological study of hepatic cell necrosis onset process by TNF-.ALPHA. and CalN combined medication.
- 一般演題:1.劇症肝炎におけるGBV-C/HGVの関与
- 慢性肝疾患における血清シアル酸および血清シアリルトランスフェラ-ゼ測定の意義
- Effects of serum from patients with fulminant hepatic failure on bile flow.
- Immunohistochemical study of glutathione S-transferase (GST-.PI.) on hepatocellular carcinoma.
- STUDY OF THE STOMAL ULCER (2):In particular, the relationship between the stomal ulcer and the mucosa of the residual stomach
- A STUDY ON THE RELATION BETWEEN ARTERIOSCLEROSIS AND GASTRIC LESIONS
- :I. Its relationship to the Atrophic Border of Atrophic Gastritis
- タイトル無し
- タイトル無し
- タイトル無し
- LIVER PATHOLOGY IN PORPHYRIA CUTANEA TARDA
- CLINICAL STUDY ON HYPERAMYLASEMIA DUE TO THE ANALYSIS OF AMYLASE-ISOENZYME
- タイトル無し
- タイトル無し
- ENZYMOLOGICAL STUDIES ON PREMALIGNANT LESIONS OF THE GASTRIC CANCER:I. Alkaline Phosphatase Isoenzyme in Several Gastric Lesions
- A STUDY OF STOMAL ULCER:(1) CLINICAL OBSERVATION, MAINLY BY ENDOSCOPY
- Polyp and cancer in the stomach and intestine.Advances of diagnosis and treatment.3.A treatment of polyp and cancer of the stomach and intestine.1.Indication and limit of endoscopic treatment of gastric polyp and cancer.
- タイトル無し
- OCCURRENCE OF TWO ABNORMAL ALP IN A CASE OF GASTRIC CANCER
- CORRELATION WITH CELLULAR IMMUNITY AND SERUM PROTEINS IN PATIENTS WITH CHRONIC ACTIVE HEPATITIS AND LIVER CIRRHOSIS