1983年1月から6月にかけて山口県内で多発したA型肝炎の臨床的検討
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概要
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1983年1月から6月にかけて,山口大学第1内科および関連病院において,計95例のA型肝炎の多発を認めた.このうち,IgM-HA抗体陽性をRIA法で確認できた83例について臨床的,疫学的検討を加えた.83例のうち,感染経路の明らかであったものは26例(31.3%)であり,家族内発生を7家族23例(27.7%)に認めた.このうち,母と第2子に肝炎の発症をみた1家族の残り3子に対して,予防的にγ-グロブリンの投与を行ない,肝炎の発症をみなかった.<BR>6カ月以上の慢性化例および劇症化例は認めなかったが,4カ月以上遷延化した症例が3例あり,このうち2例でtransaminase値が2峰性のピークを示した.<BR>なお,成人例と小児例についての検討では,成人例の方が小児例よりも肝障害の程度が強く現われ,しかも長びく傾向があった.
著者
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沖田 極
山口大学第1内科
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竹本 忠良
山口大学第1内科
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多田 利彦
済生会下関病院呼吸器科
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児玉 隆浩
山口県立中央病院
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原田 善雄
宇部興産中央病院内科
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村田 誠
山口大学第1内科
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野田 健一
山口大学第1内科
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福本 陽平
山口大学第1内科
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松田 彰史
山口大学第1内科
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半田 哲朗
山口大学第1内科
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安永 満
山口大学第1内科
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小西 知己
山口大学第1内科
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小西 景子
山口大学第1内科
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西村 秀男
山口県立中央病院内科
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武波 俊彦
徳山中央病院消化器内科
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加藤 展康
徳山中央病院消化器内科
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森本 哲雄
周東総合病院内科
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水田 実
周東総合病院内科
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名和田 順介
下関市立中央病院内科
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赤川 悦夫
赤川医院
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多田 利彦
済生会下関病院内科
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