D-galactosamine肝炎における細胞膜障害とその修復
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概要
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D-galactosamine (gal)肝障害における肝細胞膜(形質膜)の関与についてしらべる目的で,ラットに<SUP>14</SUP>Cアミノ酸を腹腔内投与し,Nevilleの方法をもちいて細胞膜を分離し,膜に含まれる<SUP>14</SUP>Cアミノ酸量を測定した.分離された膜の特異性は,5-nucleotidase活性,電顕像によりしらべた.また,膜蛋白の合成能を,SDS・ポリアクリルアミドゲル電気泳動法により分離された各bandに含まれる<SUP>14</SUP>Cカウント数(dpm)を測定することによりしらべた.膜に含まれる<SUP>14</SUP>Cカウント数,および膜蛋白の合成は,gal (400mg/kg体重)投与後2時間目に低下し,uridine併用投与により増加したことから,gal肝障害発現機序における肝細胞膜機能障害の関与が示唆された.
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