コイのテルペン油炎症時における好中球中の myeloperoxidase と glucosephosphate isomerase 活性の変化
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概要
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コイの生態防御機構についての知見を得るため, テルペン油炎症時における好中球中の myeloperoxidase (MPO)と glocosephosphate isomerase (GPI)活性の経時変化を調べた。テルペン油(1ml/kg体重)を筋肉注射したところ, MPO 活性は12時間後に最大値を示し, 12時間後に回復した。GPI 活性は1〜3時間後に最低値を示し, その後回復した。本結果は他の報告例等を考え合せると, 炎症時に好中球中の貪食能が高まることを示唆するものと考えられた。
- 日本魚病学会の論文
著者
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境 正
Faculty of Agriculture, Miyazaki University
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境 正
宮崎大学農学部
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境 正
Faculty Of Agriculture Miyazaki University
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延東 真
Faculty Of Agriculture Miyazaki University
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延東 真
Laboratory Of Fish Health Management Tokyo University Of Marine Science And Technology
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安田 恒雄
Faculty of Agriculture, Miyazaki University
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