化学薬品および免疫増強剤によるグッピーのテトラヒメナ感染の予防
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概要
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グッピーの Tetrahymena pyriformis 実験感染において, 各種の化学薬品と免疫増強剤の感染防御効果を検討した。感染実験には尾鰭基部を予め10%酢酸で処理した魚を用いた。化学薬品のなかでは感染防御効果と安全性から考えて, 食塩浴(0.5%)が最も適当であった。免疫増強剤 C-UPIII の経口投与も感染率を低下させた。しかし単独使用では完全な感染防御ができなかったので, それらを組み合わせたところ, 顕著な副作用なしに感染を防御できた。
- 日本魚病学会の論文
- 2001-03-15
著者
-
村田 寿
Faculty of Agriculture, Miyazaki University
-
延東 真
Laboratory Of Fish Health Management Tokyo University Of Marine Science And Technology
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村田 寿
Faculty Of Agriculture Miyazaki University
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Ponpornpisit Aranya
United Graduate School Of Agricultural Sciences Kagoshima University
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村田 寿
Laboratory Of Aquaculture Faculty Of Agriculture Miyazaki University
-
Ponpornpisit Aranya
Laboratory of Fish Pathology, Faculty of Agriculture, Miyazaki University
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