レーザレンジスキャナとWi-Fi Fingerprintを併用した歩行者の位置推定手法の提案(通信(1),モバイルアドホックネットワーク,モバイル時代を支える次世代無線技術,フィールドセンシング及び一般)

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概要

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我々の研究チームはこれまでにレーザレンジスキャナ(LRS)をインフラとし,歩行者の持つスマートフォンのような端末間の通信を利用して屋内環境における歩行者の位置を推定する手法を提案してきている[1-3].本稿では,先行研究で想定しているよりも歩行者密度の小さい空間や,廊下等の通路における歩行者の位置推定手法を提案する.先行研究と同様にLRSを歩行者計測のインフラとし,建物内のWi-Fiの基地局との通信の無線信号強度を手がかりに歩行者の位置を推定する.本手法ではLRSの高い測距性能を利用することで,従来のフィンガープリント法よりも遥かに誤差が小さい位置推定を実現し,また事前学習データも少なく済ませることができる.大学棟内で行った実験では,ほぼ100%の歩行者を識別し,位置を推定することができた.
一般社団法人電子情報通信学会の論文
2013-03-07

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