断続的に移動する無線端末群の位置推定

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概要

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本論文では,断続的に移動する無線端末群の位置を少ない測位回数で高精度に推定する分散協調型の位置推定手法を提案する.提案手法では,各端末が周辺端末との測距結果を用いてそれらの移動状態を推定し,位置誤差が比較的小さいと想定される静止中の端末の推定位置のみを位置基準として用いることで位置精度を向上させる.また,静止中の端末の測位頻度を下げることで総測位回数の軽減を図る.シミュレーションによる性能評価により,移動状態の検出を行わず,すべての端末を一定頻度で測位した場合と比較して,測位精度を44%〜91%改善できることを示した.また,比較手法と同等のトラッキング性能を実現するために必要な測位回数を最大77%軽減できることが確認された.
2011-01-15

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