先進モビリティ研究と交通・物流部門活動(記念講演)

概要

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2009年4月に、東京大学生産技術研究所には、先進モビリティ研究センターが発足した。本研究センターでは、ITSの研究を主要な柱とするが、自動車および道路交通に限らず、公共交通からパーソナルモビリティまで、幅広く、交通モードを横断した先進モビリティの研究を行い、それと当時に、産官学民の交流の活性化、機械・電気・土木などの学術分野の融合研究の推進、車両・インフラ・人間を情報通信で統合したシステムの構築など、従来の縦割り研究から実社会に役立つ研究活動を推進することである。ここでの研究の目標は、「安全・安心」、「環境低負荷」、「快適・健康」であり、2011年3月11日の東日本大震災を受けて、防災を視点においた、モビリティ・エネルギ・情報統合システムを目指すことが重要課題として挙げている。筆者は、研究センターのメンバーとして、このような活動を行っているが、日本機械学会における交通・物流部門の分野横断の取り組みは、本センターの研究活動とは大変関係していると考えている。本講演では、境界領域や、分野を超えた研究事例の紹介を通じて、融合研究の重要性とその課題について紹介したいと思う。以下のような幅広い取り組みの中から、いくつかのテーマを取り上げて紹介したい。
一般社団法人日本機械学会の論文
2011-12-06

著者

須田義大
東京大学生産技術研究所

先進モビリティ研究と交通・物流部門活動(記念講演)

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