特別支援学校(肢体不自由)における自立活動を主として指導する教育課程に関する基礎的研究 : 教師の描く指導の展望に着目して
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概要
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自立活動を主として指導する教育課程については、教育課程編成の柔軟性ゆえにそのあり方が課題視されている。そのような中、特別支援学校(肢体不自由)には、小学部入学時点から個別の教育支援計画や個別の指導計画に基づく長期的な展望にたった系統的な指導が求められている。本研究では、教師が具体的に指導の展望を描くことのできる期間を明らかにし、その背景を探ることを通して、今後の教育課程の検討に必要な基礎資料を得ることを目的とした。結果として、教師の描く指導の展望は約3、4年であり、「日々の指導の見通しに対する困難さ」や「自立活動の指導における個別の指導計画作成上の不安」が影響を及ぼしていること、障害児教育経験年数の浅い教師ほど「自立活動の指導における個別の指導計画作成上の不安」が有意に高いこと、指導する教育課程による結果には差異がないことが明らかになった。
- 障害科学学会の論文
- 2010-03-25
著者
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