実施した指導の振り返りによる設定された指導目標・内容の妥当性の検討 : 自立活動を主とする教育課程を履修した卒業生の指導について
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概要
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本研究では、特別支援学校(肢体不自由)で自立活動を主とする教育課程を履修した卒業生の指導に携わった教師による自立活動における指導目標・内容設定の実態と在学時の指導の成果及び課題を明らかにすることを目的とした。卒業生4名の在学時の指導記録と実施した指導を振り返る教師7名(担任4名、自立活動専任3名)の語りを分析対象とした。子どもの成長を描ききれない教師が身体面の課題に焦点化した指導を積み重ねてきた背景には、指導目標・内容の設定に戸惑う担任や、自立活動の内容を適切に関連づけることができなかった専任の実態があった。これまで十分な指導がなされてこなかったコミュニケーションの力を、今後、意図的に育むためにも、自立活動の指導における教師の力量を高めるための校内体制の工夫や、卒業までに必要な教育の内容や方法について各校で検討することの重要性が示唆された。
- 2013-03-29
著者
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