短期間の理学療法評価臨床実習の実態調査
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概要
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理学療法士を養成する大学で実施される短期間の理学療法評価臨床実習の実態を明らかにすることを目的に、3年次大学生を対象にアンケート調査を実施した. 実習で学生が担当した症例の約80%が典型的な運動器疾患であり、約87%の学生が実習開始3日目以内に理学療法評価を開始していた. 1日の検査測定実施時間は約40分、治療実施時間は約17分、見学の時間は約340分であった. 帰宅後、デイリーノートや課題に費やす時間は約4時間、睡眠時間は約3時間であった. 以上より、実習期間が短いことと、初めての臨床実習であることを考慮し、計画的に実習が進行されていたと考えられた. その一方、見学や課題レポート作成の時間に比べて、評価・治療実施時間が極めて短いことがわかったが、現行の診療報酬制度下による病院運営の観点から、実習生に評価・治療体験のための時間を増加することは困難であると推測される. 効果的な理学療法実習を実現するための臨床実習体制の提案が必要である.
- 2012-00-00
著者
-
宮本 靖
四條畷学園大学リハビリテーション学部
-
三谷 保弘
四條畷学園大学リハビリテーション学部
-
長谷川 昌士
四條畷学園大学リハビリテーション学部
-
向井 公一
四條畷学園大学リハビリテーション学部
-
向井 公一
四條畷学園大学
-
北山 淳
四條畷学園大学リハビリテーション学部
-
北山 淳
関西総合リハビリテーション専門学校 理学療法学科
-
長谷川 昌士
四條畷学園大学
-
北山 淳
四條畷学園大学
-
北川 智美
大阪物療専門学校理学療法学科
-
向井 公一
四條畷学園大学 リハビリテーション学部
-
川崎 純
四條畷学園大学 リハビリテーション学部 理学療法学専攻
-
松木 明好
四條畷学園大学リハビリテーション学部
-
北川 智美
四條畷学園大学リハビリテーション学部
-
三谷 保弘
関西福祉科学大学
-
長野 聖
四條畷学園大学リハビリテーション学部
-
三谷 保弘
関西福祉科学大学保健医療学部
-
松木 明好
四條畷学園大学
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