利き手・非利き手での到達把持動作での予測的な戦略の検討 : Preshaping出現時点に着目して
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概要
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本研究の目的は3つある. 一つは、健常成人を対象に、利き手・非利き手の到達把持動期間中のPreshaping出現時点の比較. 二つ目は、利き手と非利き手のSTEF遂行時間の比較. 3つ目はPreshaping出現時点とSTEF遂行時間の検討である. 結果、Preshaping出現時点は利き手が、非利き手よりも有意に遅延していた. STEF遂行時間では、利き手が非利き手よりも遂行時間が有意に速かった. また、これらPreshaping出現時点とSTEF遂行時間では負の相関を示した。利き手は、非利き手よりも運動経験が豊富であることから予測的なPreshaping出現が遅れていてもFeed-Forwardによる誤差が少なく、運動表出は円滑と行えていると考えられた. 非利き手では、運動経験が利き手よりも劣る為、Preshapingを早期に出現させ、視覚・体性感覚によるFeed-Backにより調整する必要が生じていることが考えられた.
- 四條畷学園大学の論文
著者
-
松下 太
四條畷学園大学
-
銀山 章代
四條畷学園大学
-
北山 淳
四條畷学園大学
-
川上 永子
四條畷学園大学
-
西川 隆
大阪府立大学総合リハビリテーション学科
-
内藤 泰男
大阪府立大学総合リハビリテーション学部
-
上田 任克
四條畷学園大学
-
杉原 勝美
四條畷学園大学
-
田丸 佳希
四條畷学園大学リハビリテーション学部
-
西田 斉二
四條畷学園大学リハビリテーション学部
-
内藤 泰男
大阪府立大学総合リハビリテーション学研究科
-
西川 隆
大阪府立大学総合リハビリテーション学研究科
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