三角筋中部線維の肩関節屈曲運動への貢献の可能性の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
肩関節屈曲運動の主動作筋は三角筋前部線維及び大胸筋鎖骨部線維であるが、運動学的解釈を行うとそれ以外の筋も肩関節屈曲運動に関与する可能性がある. 本研究では表面筋電測定可能な三角筋中部線維に着目し、三角筋前部線維や大胸筋鎖骨部線維との肩関節屈曲における役割及びその分担を検討した. 結果、肩関節深屈曲域において三角筋中部線維は同筋前部線維と共同して肩関節屈曲運動の主動作筋となりうる可能性が示唆された. また大胸筋鎖骨部線維は肩関節初期屈曲域における屈曲作用のみでなく、肩関節深屈曲域において三角筋中部線維と共に肩関節屈曲運動を成立させる共同筋となりうる可能性も示唆された.
- 四條畷学園大学の論文
著者
関連論文
- 足部アーチに荷重負荷した際の下腿・足部の筋活動の変化
- 三角筋中部線維の肩関節屈曲運動への貢献の可能性の検討
- 626 荷重負荷に対する下腿・足部の筋活動とアーチ高率の変化について(理学療法基礎系,一般演題(ポスター発表演題),第43回日本理学療法学術大会)
- 上部体幹前傾に伴う絶対座標上の肩甲骨アライメントについて : 肩甲骨面上での肩甲骨下方回旋に着目して
- 装具歩行時の床面引っ掛かりを改善させる為の靴底素材の工夫
- 坐位姿勢による股関節屈筋活動の違い : 超音波診断装置による腸骨筋の観察
- 短期間の理学療法評価臨床実習の実態調査