薬用植物種子の研究(第6報) : 子房培養で得たウイキョウ果実の性質
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概要
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子房培養によりウイキョウ(Foeniculum vulgare MILL.)果実を得,自然下で得た果実と比較した.子房は,滅菌した花より摘出後,Nitschの培地に置床し,25℃にて培養した.以下のことが判明した.1ヵ月培養後には成熟し,自然下での果実に比し,大きくなっている.また,生長も,IAA,ジベレリンにより促進される.しかし,解剖学的には変異が認められない.精油成分は,自然下での果実とよく似ているが,アネトールの含有比は小さくなっている.
- 日本生薬学会の論文
- 1978-09-20
著者
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