複数の直方体を折れる共通の展開図に関する研究
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概要
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本稿では,複数の異なる直方体を折れる共通の展開図を見つける問題を研究する.2008年に二つの異なる直方体を折れる展開図が無限に存在することがすでに示されている.本稿ではまず三つの異なる直方体,具体的には大きさ1×1×5, 1×2×3, 0×1×11の直方体が折れる展開図(直交多角形)を示す.直方体として体積が0のものを許してはいるものの,これは先行研究における未解決問題に対する解である.さらに,体積0の直方体を認めるならば,長い帯状の紙を使って,いくらでも多くの体積0の直方体が折れることを示す.次に,直交多角形以外の多角形で複数の異なる箱が折れる展開図が存在するかどうかを考える.従来の結果では,線が直交しているか45度を単位にするものしか考えられてこなかった.本稿では二つの直方体が折れる,より一般的な展開図が存在することを示す.
- 2011-08-30
著者
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上原 隆平
北陸先端科学技術大学院大学
-
上原 隆平
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
上原 隆平
駒澤大学自然科学教室
-
上原 隆平
北陸先端科学技術大学情報科学研究科
-
上原 降平
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
-
上原 隆平
北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
-
松井 寛彰
北陸先端科学技術大学院大学
-
ABEL ZACHARY
Massachusetts Institute of Technology
-
DEMAINE ERIK
Massachusetts Institute of Technology
-
DEMAINE MARTIN
Massachusetts Institute of Technology
-
ROTE GUNTER
Freie Universitat Berlin
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