2部グラフとProbe区間グラフにおける木スパナー
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概要
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グラフGの全域木Tにおいて,T上の任意の2点間の距離がG上の距離の高々t倍で押さえられるとき,TをグラフGのt-木スパナーと呼ぶ.t-木スパナー問題とは,与えられたグラフがt-木スパナーを持つかどうかを判定する問題である.本稿ではまず2部グラフに関して,次の二つの結果を示す.(l)chordal 2部グラフ上に制限してもこの問題がNP困難であること.(2)ATE-free 2部グラフは3-木スパナーを持ち,それが線形時間で求められること.これらは既知の結果を改善している.次にProbe区間グラフに関する結果を示す.このグラフクラスはDNAの解析に用いられるモデルで,グラフ理論的には区間グラフを一般化したものである.本稿ではProbe区間グラフは7-木スパナーを持つことと,それが0(mlogn)時間で求められることを示す.
- 社団法人情報処理学会の論文
- 2003-05-23
著者
-
上原 隆平
北陸先端科学技術大学院大学
-
上原 隆平
駒澤大学自然科学教室
-
Brandstadt A.
Institut fur Theoretische Informatik, Fachbereich Informatik, Universitat Rostock
-
Dragan F.F.
Dept. of Computer Science, Kent State University
-
Le H.-O.
Institut fur Theoretische Informatik, Fachbereich Informatik, Universitat Rostock
-
Le V.B.
Institut fur Theoretische Informatik, Fachbereich Informatik, Universitat Rostock
-
Le V.b.
Institut Fur Theoretische Informatik Fachbereich Informatik Universitat Rostock
-
Le H.-o.
Institut Fur Theoretische Informatik Fachbereich Informatik Universitat Rostock
-
Dragan F.f.
Dept. Of Computer Science Kent State University
-
Brandstadt A.
Institut Fur Theoretische Informatik Fachbereich Informatik Universitat Rostock
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