航空路線問題に対する効率の良いアルゴリズム
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概要
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航空路線はスモールワールドネットワークを構成することが知られている.この事実は航空路線がアドホックな戦略で構築されたことを示している.スモールワールドネットワークは,「目的地への乗り換え回数が少ない」という利用者の視点から見ると良い性質を持っている.しかしこれは経営者の視点から見ると最適な解とは言えない.本論文では,利用者は文句を言わない,と仮定する.この仮定は例えば貨物の輸送機関やネットワークモデルなどで妥当である.この仮定のもと,与えられた利用者の人口分布に対してもっともロスの少ない連結なネットワークを求める問題を航空路線問題として定式化する.始めに,経営者の視点から見て最適なネットワークを構成する効率の良いアルゴリズムを提案する.このアルゴリズムは空席の数を最小化する.次に,空席の数を最小化し,なおかつ路線数を最小化する問題を取り上げる.最小の路線数を与えるネットワークは木構造であるが,空席を最小化する木構造を求める問題はNP完全問題であることを示す.最後に空席を最小化する木構造を求める問題に対する近似アルゴリズムを提案し,その近似率を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2006-10-10
著者
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上原 隆平
北陸先端科学技術大学院大学
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上原 隆平
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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上原 隆平
北陸先端科学技術大学情報科学研究科
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上原 降平
北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科
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上原 隆平
北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科
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