酒造好適米品種「石川酒52号」の育成
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概要
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「山田錦」並の酒造適性をもち,石川県で安定生産可能な早生品種「石川酒52号」を,「予236(五百万石/フクヒカリ)」を母本,「新潟酒28号(後の「一本〆」)」を父本とする交配組合せから育成した.出穂期および成熟期は,それぞれ「五百万石」とほぼ同じである.稈長は「山田錦」よりも20cm程度短く,収量性は「五百万石」並である.耐倒伏性は「五百万石」にやや優り,穂発芽性は「山田錦」の"やや易"に対して"中",脱粒性は「山田錦」の"易"に対して"難"である.玄米千粒重は「五百万石」並,心白発現率は「山田錦」より高い.試験醸造による酒造適性評価は「山田錦」並に高い.現在,「石川門」の愛称で流通している.
- 2010-03-31
著者
-
中村 啓二
石川県農業総合研究センター
-
黒田 晃
石川農林総合事務所
-
小牧 正子
石川県農業総合研究センター
-
野村 央文
石川県農業総合研究センター
-
大西 良祐
中能登農林総合事務所
-
高瀬 裕章
石川県農業総合研究センター
-
松村 洋一
石川県農林水産部
-
永畠 秀樹
石川県農業総合研究センター
-
橋本 良一
石川県植物防疫協会
-
武田 康一
石川県農林水産部
-
小林 大樹
石川県農業総合研究センター
-
黒田 晃
石川県農業総合研究センター
-
松本 範裕
石川県農業総合試験場
-
黒田 晃
石川農研
-
森尾 昭文
石川農林総合事務所
-
黒田 晃
石川農総試
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