新潟県立看護短期大学における学外者のための図書館サービスに関する調査

スポンサーリンク

概要

論文の詳細を見る
本学図書館では1995年9月より試験的に,学外者への貸出サービスを開始した。その利用状況と利用者のニーズを知り,また全国の看護系図書館の学外開放状況を参考として,本学図書館の学外者サービスのあり方を検討した。ユ995年9月から1996年12月までの貸出サービス利用者124人の一人平均貸出総数は4.7冊で,職種別では看護婦(士)が最も多く,一般学生や理学療法士,消防士などが少数だが含まれていた。貸出図書は看護総記,医学・薬学,臨床看護一般の順に多かった。アンケートの結果は,求める図書があった50%,求める図書が検索できた35.4%で,勤務する施設の図書整備を不満とする者93.9%であった。学外者への貸出サービスを開始したことで,現在学内利用に支障はない。今回の調査で,利用者層の広がりや図書利用の要求の高さを再認識し,学内および学外の利用者にとって利便性の高い図書館を目指すことの必要性を確認した。

著者

関連論文

もっと見る

スポンサーリンク