操作者識別を利用した対面協調作業支援システム(基礎,<特集>サイバーワールド論文)
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概要
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近年,協調作業・協調学習支援の分野において,対面環境における支援に関する研究が行われてきている.また一方で,テーブルトップインタフェースやタンジブルインタフェースといった実世界指向のインタフェースに関する研究も行われている.そこで我々は,テーブルトップ環境においてディジタルデータや実物体を効率良く扱えるようにするため,電子情報と実物体の両方の操作者を識別できる環境を構築した.複数のユーザが参加するような対面環境において,電子情報だけでなく,それぞれの実物体がもつ情報に関しても操作しているユーザに合わせた表示ができるようになり,情報の共有がしやすくなる.また,各ユーザの作業を区別することができるので,それぞれのユーザの操作履歴を取得・活用することができ,ユーザ同士が作業・意識の共有をしながら協調作業を進めることができる.本論文においては岩石学を学習するアプリケーションを実装するとともにいくつかの機能を実現し,評価実験を行うことで本システムの有用性を確認した.
- 2008-12-01
著者
-
井上 智雄
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科
-
渡辺 晃一郎
慶應義塾大学理工学部情報工学科
-
竹内 達史
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科
-
井上 智雄
慶應義塾大学理工学部情報工学科
-
岡田 謙一
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科
-
岡田 謙一
慶應義塾大学 理工学部情報工学科
-
井上 智雄
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科:国立情報学研究所
-
竹内 達史
慶應義塾大学理工学部情報工学科
-
井上 智雄
筑波大学 国立情報学研究所
-
岡田 謙一
慶應義塾大学理工学部|独立行政法人科学技術振興機構crest
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