ランドマークの視認性に基づいた動的な案内地図作成(地図情報サービス,<特集>次世代社会基盤をもたらす高度交通システムとモバイル通信システム)
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概要
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歩行者ITSでは歩行者の移動を支援するため,デフォルメ地図の作成や最適な経路選択方法など歩行者にとって分かりやすい地図を作成するための研究が様々な面から行われてきた.しかし既存の研究では地図の見やすさ・分かりやすさは考慮されているが,実際の歩行者の環境までは考慮されていない.歩行者は地図を見て移動するが,歩行者をとりまく実際の環境は時刻や天気,周囲の状況によって動的に変化するため,地図の見やすさだけでなく,実際の歩行者環境を考慮して案内地図を作成することが重要となる.そこで本論文では,案内地図の重要な要素であるランドマークの視認性に着目し,ランドマークの視認性を定量化するための評価モデルを作成する.そして,定量化した視認性のスコアが高いランドマークを中心に経路探索を行うことで,動的に歩行者環境に適応できる案内地図の作成手法を提案する.評価実験より,本提案手法では移動経路長は長くなるものの,誤り回数,経路決定までの判断時間ともに低減され,ランドマークの視認性を取り入れた案内地図の有効性を示すことができた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2008-01-15
著者
-
井上 智雄
筑波大学大学院図書館情報メディア研究科
-
岡田 謙一
慶應義塾大学理工学部情報工学科
-
重野 寛
慶應義塾大学理工学部
-
岡田 謙一
慶應義塾大学 理工学部情報工学科
-
岡田 謙一
慶應義塾大学
-
重野 寛
慶應義塾大学
-
高木 健士
慶應義塾大学大学院理工学研究科
-
重野 寛
慶應義塾大学理工学部|独立行政法人科学技術振興機構 Crest
-
重野 寛
慶應義塾大学大学院理工学研究科
-
井上 智雄
筑波大学 国立情報学研究所
-
北 望
慶應義塾大学大学院理工学研究科
-
中澤 啓介
慶應義塾大学大学院理工学研究科開放科学専攻
-
北 望
慶應義塾大学大学院理工学研究科開放科学専攻
-
重野 寛
慶應義塾大学理工学部:独立行政法人科学技術振興機構 Crest
-
中澤 啓介
慶應義塾大学大学院理工学研究科開放科学専攻:独立行政法人科学技術振興機構
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