実対人距離を調節可能な複合現実分散会議システム
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概要
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対人コミュニケーションにおいてノンバーバル情報は重要であり,分散会議においてもその伝達方法やその効果が研究されてきた.ビデオ会議やVR会議と比較した場合の,複合現実感を用いた分散会議の特徴は,遠隔参加者を表すCGアバタが実世界上に投影されることであるといえる.本論文では,アバタが実世界上に存在する点が特徴である従来の複合現実感分散会議システムに対して,そのアバタの座席位置と向きが変化するシステムを構成し,会議実験におけるユーザの反応を視線行動の点で調査した.その結果,アバタの座席位置と向きに遠隔参加者の座席位置と向きを反映させることが,ユーザの遠隔参加者に対する視線行動に影響を及ぼし,アバタに視線を向ける回数と時間を増加させることが分かった.
- 2009-01-15
著者
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