竜ヶ崎市周辺のチョウ相,1984年 : 季節消長
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概要
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1984年に行われた1旬につき2回,計50回の2.5Km-帯状センサスにより,茨城県竜ヶ崎市近郊(竜ヶ岡)では,7科42種3,031個体のチョウが目撃され,群集構造,種数,個体数,多様性,優占種の季節変化について解析が行われた。以下はその結果である。1.総目撃個体数5以上のチョウ31種の25の調査季節への個体数分布マトリックスに,群分析と主成分分析を併用して,五つの活動季節と,三つの群集を分類した。2.9〜11月には,ヤマトシジミ>オオチャバネセセリ>キチョウ>ヒメジャノメが優占する全15種からなる秋群集が成立していた。3.4〜7月は,モンシロチョウ>ヒカゲチョウ>ルリシジミが優占する全9種からなる初夏群集が成立していた。4.5月中旬〜8月は,ヒメウラナミジャノメ>サトキマダラヒカゲ>コチャバネセセリ>コミスジ>ツバメシジミ>アオスジアゲハが優占する全18種からなる夏群集によって特徴づけられた。
- 流通経済大学の論文
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