竜ヶ崎市周辺のチョウ相,1983年 : 季節消長
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概要
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1983年に行われた1旬につき2回,計50回の2.5km-帯状センサスにより,茨城県竜ヶ崎市近郊(竜ヶ岡)では,7科40種3,212個体のチョウが目撃され,群集構造,種数,個体数,多様性,優占種の季節変化について解析が行われた。以下はその結果である。1.チョウ40種の25の調査季節への個体数分布マトリックスに,群分析と主成分分析を併用して,五つの活動季節と,三つの群集を分類した。2.8月下旬〜10月には,ヤマトシジミ>オオチャバネセセリ>ヒカゲチョウ>イチモンジセセリ>キチョウが優占する全18種からなる秋群集が成立していた。3.4〜7月は,モンシロチョウが優占する全8種からなる春群集が成立していた。4.7〜9月は,サトキマダラヒカゲ,ヒメウラナミジャノメ>コチャバネセセリ>コミスジ>アオスジアゲハが優占する全14種からなる夏群集によって特徴づけられた。
- 流通経済大学の論文
著者
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