味覚についての一考察

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概要

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短大生と大学生を対象に味噌汁の濃度テストと嗜好テストおよび質問紙法によるアンケートによる食物摂取状況調査を行い,それらの関連性を検討し,次の結果が得られた。1)塩分濃度比較の正答率は70.7%であった。2)塩味認知閾値は低い(0.6%),高い(1.2%)の正答率が高くなった。3)家庭で使用する味噌は合わせ味噌が最も多く,正答率も高かった。4)嗜好度については白味噌は「うすい」,合わせ味噌は「ちょうどよい」,赤味噌は「濃い」の評価が多かった。5)味噌汁の嗜好度は濃い味を好む者は減塩を「心がけてない」が約6割を占めていた。また,不正答率も高かった。6)食品の摂取状況と嗜好度は汁物と簡便化食品(インスタント食品,コンビニ弁当,ファーストフード,スナック菓子)に摂取頻度は少ないが嗜好度は多い。しかし,肉類,魚介類,野菜類,卵類,乳・乳製品は摂取頻度も嗜好度も多かった。

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