食品重量の把握に関する研究
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概要
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短大(1年次)および大学生(3年次)を対象に,学生の食品重量の把握を目的に調査を行い,次の結果を得た。1)20食品の回答平均値のうち,掲示食品重量を下回っている食品は16食品,上回っている食品は4食品であった。これらの食品は水分量による影響と同結果であった。2)掲示食品重量と回答平均値との関係は比較的食品重量の少ない存在と掲示食品重量の多い存在およびその他の存在の3グループに分別できた。3)20食品の平均目測率については掲示食品重量の少ないものが過大評価し,掲示食品重量の多いものは過小評価している。4)自宅生と自炊生の平均目測率については住居状況による影響はみられなかった。5)自宅生と自炊生の平均誤差については米と乾燥椎茸に有意な差が認められた。これらの食品は水分量の10〜15%の食品であった。6)食べ物に好き嫌いがない者は,掲示食品重量値に近い回答であった。今後は食品の目測や計量の機会を増やし,重量感覚を自分のものにするように指導してゆきたい。
- 鈴鹿短期大学の論文
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