Duchenne型筋ジストロフィー症児における知能構造のアンバランスに関する研究
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概要
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Duchenne型筋ジストロフィー症児の知能構造の特徴として、従来より多くの研究において報告がなされてきた、Wechsler系検査におけるPIQ優位のIQ discrepancy (PIQ>VIQ)および<算数>、<符号>の低得点が、本研究においても確認された。本研究ではさらに、Kaufman(1979)の示した第3因子に属する下位検査の低得点に関する仮説をもとに、継次処理能力、注意の障害、情緒不安の3つの要因から、Duchenne型筋ジストロフィー症児の知能構造のアンバランスを規定する要因について検討を行った。その結果、継次処理能力の弱さという認知機能の問題が、DMD児の知能構造のアンバランスを規定する要因となっているとの知見を得た。
- 日本特殊教育学会の論文
- 1992-10-30
著者
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