介助サービス利用者・介助者間におけるトラブルの認知のズレ : 自立生活センターにおける調査をもとに
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概要
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自立生活センターにおける介助サービスの実施において、利用者と介助者の関係が悪化する原因のひとつに、おのおのの感じるトラブルが異なり(認知されるトラブルのズレ)、互いの気持ちが理解しにくいことが考えられる。本研究は、この点を検証するため、まず、利用者(43名)と介助者(28名)を対象に、サービス実施時に、どのようなトラブルが起きているか、自由記述を求めた。そして、KJ法により、これら記述を整理し、45項目から成るトラブルに関する質問紙を作成した。次に、この質問紙を用いて、利用者(100名)、介助者(112名)に対し、トラブルと感じているか調査した。その結果、約半数の25項目で、両者間の回答傾向に差が認められ、両者に認知されるトラブルが異なることが明らかになった。また、利用者のトラブルの認知は、介助者に比して、他者に、その責任を多く帰属させていることが推察された。
- 2001-09-30
著者
-
藤田 和弘
筑波大学心身障害学系
-
山中 克夫
筑波大学心身障害学系(学校教育部)
-
藤田 和弘
高知リハビリテーション学院 言語療法学科
-
白垣 潤
筑波大学心身障害学研究科
-
松山 光生
筑波大学心身障害学研究科
-
山中 克夫
筑波大学心身障害学系
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