看護学生の臨床実習における戸惑いとその要因
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概要
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看護学生は、臨床での経験も少なく、臨床実習において、さまざまな戸惑いを感じる。本研究では、看護学生の臨床実習での戸惑いとその要因を明らかにし、戸惑いを学習の発展に結びつけるための実習指導のあり方や、学内の講義・演習の学習-教授方略についての示唆を得た。その内容は以下の通りであった。1)学習意欲を減退させる戸惑いである【緊張をもたらす実習環境】【教員・指導者との関係形成】や、その要因である【教員・指導者の不適切なフィードバック】に対しては、臨床と教育の双方が話し合い、臨床の教育環境のあり方を探るとともに、統一された十分なフィードバックができるようにすることが重要である。2)戸惑いを、学習の発展につなげるためには、【予想とのギャップの大きさ】を解消するために、授業の段階で教材を工夫し、実習での状況に近い形で演習の展開ができるようにし、【実習に活用されにくい授業】を改善することが急務である。
- 東海大学の論文
著者
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雄西 智恵美
東海大学健康科学部設置準備室
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佐藤 幹代
東海大学健康科学部看護学科
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高橋 奈津子
東海大学健康科学部看護学科
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小島 善和
東海大学健康科学部看護学科
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藤村 龍子
東海大学健康科学部看護学科
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大石 ふみ子
千葉大学看護学部大学院
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江川 幸二
東海大学健康科学部看護学科
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大石 ふみ子
千葉大学大学院看護学研究科
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江川 幸二
神戸市看護大学
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雄西 智恵美
東海大学健康科学部
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小島 善和
東海大学健康科学部
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藤村 龍子
東海大学健康科学部
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