1日保存後に体外培養されたウシ卵胞内卵子の低成熟率

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概要

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種々の温度(37,室温 :20〜25,10,4,0そして-4℃)および窒素封入の有無において1日保存されたウシ卵胞内卵子の体外成熟について検討した。ウシ未成熟卵子は直径5mm以下の卵胞から採取され,ダルベッコのPBS液で1日保存後,TCM199,4mg/mlウシ血清アルブミンおよび抗生物質を含む培養液で27〜30時間体外培養された。成績は,種々の条件下で保存された卵子の体外成熟率は採取後直ちに培養に供されたものより有意に低かった(P<0.025:0〜36%,67%)。保存温度では4℃で保存された卵子の成熟率は最高であった(36.1%)。また,窒素封入の効果は認められなかった。以上の成績から,1日保存後のウシ卵胞内卵子の生存性および体外成熟能は著しく低下することが示唆された。
帯広畜産大学の論文
1984-12-25

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